神奈川で地域に密着した医療を担う―県西地域の医師求人の特徴

県西地域は約6割の病院が小田原市に集中

 

神奈川県の二次医療圏の一つである「県西」地域。
小田原市、箱根町、松田町、南足柄市などから成る医療圏ですが、この地域の中心を担っているのは、なんと言っても小田原市です。

この医療圏の約6割の病院が小田原市に集中し、同じ医療圏内にも格差が生じてしまっていることは否めません。
県西は人口密度が神奈川県内の他の医療圏よりも圧倒的に低く、そもそも人口や医療機関が小田原市に集中してしまっています。

人が住んでいないエリアも多く、小田原市に集中しているとは言っても、人口10万人当たりの病院や診療所数で見れば神奈川県全体の平均値を上回っているため、医療機関そのものの数は極端に不足している状況にはないようです。
ただ、医師数に関しては逆に神奈川県全体の平均値よりも低く、医師不足であることは否定できません。

医療機関の数が増加するに越したことはありませんが、その前に現在存在している病院や診療所において、医師不足を解消することが喫緊の課題となっていることは間違い無いでしょう。

地域密着型の病院も多い

 

県西は、神奈川県内の中でもかなり早めに高齢化が進むエリアでもあります。
そのため、病院や診療所は地域密着型であることが多く、この地域に住んでいる患者との関わりが深い傾向が見られます。

小田原市には自由診療を多く提供しているクリニックもありますが、それ以外の場所では、診療所であってもやはり地域密着型であるところが目立ちます。
病院においても、生活習慣病の予防や健康寿命を延ばすための取り組みなどに力を入れているところが多く、同様に、うつ病や認知症といった疾患を予防するための診療を行うところも増えてきており、この点も地域密着型の医療機関が多い県西ならではの環境なのでしょう。

当然、そのような医療機関の求人が多く出ているので、患者との距離を大事にしたい、予防医療に興味がある、落ち着いた医療施設で仕事がしたい、こうした点を望むのであれば、県西はとても良い環境となるのかもしれません。

アクセスが不便なので県内に住んでいなければ転居の必要も

県西で医師として働く際にやや不便に感じるのが、アクセスがあまり良く無い点。
特に都市部からのアクセスは良好とは言えないため、東京都内や横浜、川崎あたりに住んでいる医師にとっては、通うのが非常に難しいエリアとなるでしょう。
面積が非常に広いことも、こうした交通の便の悪さを生んでしまっています。

もし県西で働きたいのであれば、小田原市あたりに転居する必要に迫られるかもしれません。
小田原市自体は決して住みにくくはなく、子育てや教育の点を見ても特に問題はないでしょう。

もし小田原市外の医療施設へと勤めるとなると、その場所への転居が必要となりそうです。
また、その地域に居を構えることで、より地域に根ざした医療を提供できるようになるはずです。

このページの要点まとめ

①「県西」エリアのほとんどの人口と医療機関は小田原に集中している。

②このエリアの医師数は神奈川全体の平均値より上だが医師が不足している事にかわりはない。

③「県西」エリアに医療機関は地域密着型が多く、生活習慣病の予防や健康寿命を延ばす為の取り組みに力を入れている。

④都市部からのアクセスが不便だが、患者との距離が近い医療、予防医療、などに興味がある医師にはおすすめのエリア。