神奈川の医師が高収入を狙える地域―湘南地域の医師求人の特徴

湘南東部地域と湘南西部地域に分かれる湘南地域

神奈川県には二次医療圏が11存在しています。
同県の南部に位置している「湘南地域」。
このエリアはさらに「湘南東部」と「湘南西部」に分かれ、それぞれで二次医療圏を形成しています。

二次医療圏とは

二次医療圏とは、地域で必要とされる医療サービスを適切に提供するために都道府県が設定した区域である「医療圏」のうち、「一次医療圏」と「三次医療圏」の中間に位置する単位のことです。
二次医療圏は疾病の予防から入院治療まで(特殊な医療を除く)、地域住民の医療ニーズをカバーする区域を指します。
複数の市町村をまとめて1単位とし、「○○医療圏」と表現する場合は、一般的に二次医療圏を指すことが多いです。

引用:【エピロギ】- 医師転職ドットコム(https://epilogi.dr-10.com/dictionary/ct05/978/)

湘南東部について

湘南東部の面積は120㎢ほど。
人口は70万人ほどで、医療圏で見れば相模原エリアや横須賀・三浦エリアと同数程度。
この地域の医療施設に従事している医師の数は約1,200人。
人口10万人当たりの医師数は170人ほどで、全国平均は約230人ですから、極端に少ない状況となっています。
医療施設は病院が20を超える程度で、診療所数は530程度ですから、10万人当たりの医療施設数で見れば神奈川県全体の平均値とさほど変わらない状況です。

湘南西部について

湘南西部の面積は約250㎢で、人口は60万人ほど。
東部と比較すると人口密度が非常に低いことがわかります。
そのため、10万人当たりの医師数は230人ほどと全国平均値と同等で、東部よりも圧倒的に医師の数は多い状況です。
特徴としては病院数が20を超えており非常に多く、一方で診療所数は400未満と、こちらは少ない現状となっています。

それぞれに特徴があり、また、それぞれに異なった課題を抱えていることも見えてくるのではないでしょうか。

求人は給料が良く急性期や療養型のものが多い

湘南は東部と西部の2つの二次医療圏に分類されてはいますが、湘南エリア全体で見れば人口が非常に多く、若いうちに移り住む人や家族も多い人気の都市となっています。
このエリアの環境が気に入って移住する人が多いのですが、こうしたことから、急性期病院と療養型の病院や施設が共に充実している現状があります。
今後もこのような形は続いていくと見られるものの、しかし、医療施設の充実とは裏腹に、医師の数は足りてはいません。

特に東部は医師不足が深刻であり、急性期及び療養型ともに求人が絶え間なく出ている状態と言ってもいいでしょう。

医師が足りていない地域ではよく見られますが、求人に掲げられている年収額も比較的高い案件が多く見受けられます。
年齢や経験にもよりますが、年収2,000万円程度の提示をしている医療機関も決して少なくはないため、納得のいく条件で転職できる医師も出てくるのではないでしょうか。

急性期であっても地域密着型の病院が目立つこともあり、患者との距離を大切にする医師にとっては、良い就職先や転職先と出会いやすいのかもしれません。

都内からはアクセスが不便なので県内の医師におすすめ

紹介したように、湘南エリアは神奈川県の南部に位置しています。
このため、横浜や川崎といったエリアと比較すると、どうしても東京都心からの距離が気になるところ。
もし東京都内に住みながら神奈川県内の病院や診療所で働くつもりであれば、湘南エリアは少し厳しいのかもしれません。

非常勤やスポット勤務であれば別ですが、常勤で働くつもりであれば神奈川県内に住んでいる医師の選択肢としてお勧めしておきます。
あるいは同県に住居を移してもいいのかもしれません。
非常に住みやすい地域のため、居を構えてでもこのエリアで働く価値はあるでしょう。

このページの要点めとめ

①神奈川県の南部に位置している「湘南」は「湘南東部」と「湘南西部」に分かれていて二次医療圏を形成している。

②「湘南東部」の医師数は全国平均の約230人に比べ、約170人になっており医師不足が深刻。その為,、医師の求人も絶え間なく出ている状態。

③「湘南西部」は人口密度が非常に低く、医師数は230人ほどと全国平均値と同等で東部より圧倒的に医師の数は多い。しかし診療所数が少ない。

④湘南エリア全体で見ると急性期病院と療養型の病院や施設が充実している。

⑤求人に記載されている年収額も比較的高額な案件が多い。

⑥東京からのアクセスが不便なので、この地域で働く場合は神奈川県内に居住地を移すことも視野にいれた方がいい。